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生地屋さんの倉庫で眠っていた古い型を発見。 今の招き猫よりも細部がリアルな作りになっている。 現在流通している製品は、型が抜きやすいように細部が省略され、単純化されている。
なかむらじん氏(造型作家)、東早苗氏(九谷焼陶芸家)、松本浩子氏(人形作家)、三人の九谷焼を愛する現代アーティストが、自分の創りたいヌーボー招き猫を、それぞれデザインした。
写真についての簡単な説明を入力今回のコラボレーションで絵付け・焼成を担った九谷焼窯元にて、アーティストと職人が膝を突き合わせて意見交換。アーティストのデザイン意図や、柄や色出しが技術的にどこまで可能かなどを確認し合った。
写真についての簡単な説明を入力現在、九谷焼伝統技を受け継ぐ職人の数は減少の一途をたどっている。しかし、高い技術と志を持つ職人が、アーティストのデザインを元に製作。決まった柄を描く通常製作に較べて、時間も手間も何倍もかかる難しい仕事だったという。 (なお、東早苗氏は自ら絵付けされた)
写真についての簡単な説明を入力これだけ大きな招き猫になると焼成も難しく、非常に気を遣う窯入れだったが、見事な「九谷ヌーボー招き猫」が完成した。大胆なデザイン、目を見張るほど精緻な柄、美しい五彩…堂々たる古型に新たな息吹を吹き込む、平成の招き猫の誕生である。