はじめに
伝統の技に新しい息吹を…鮮やかな五彩、独特のデコ盛りなど華やかで品格のある石川県伝統工芸品「九谷焼」。
かって、パリやウイーンで開催された万国博覧会で日本の工芸美術が驚嘆のまなざしで迎えられ、ジャポニズムへと広がっていった。絢爛豪華な九谷焼もその一翼を担っていた。招き猫を始め、観音像や布袋、恵比寿などの縁起物置物の九谷焼が戦前まで日本の工芸品として大量に輸出されていた。
戦後、大量生産、大量消費の波にもまれ、贅を尽くした招き猫も姿を消していったが、その技術は今も脈々と引き継がれている。
焼成の難しさなどから廃絶していた高さ約46センチの古型を復刻。
伝統の技術と現代アーティストのコラボレーションで新たな九谷招き猫が誕生しました。伝統とモダンのハーモニーをお愉しみください。
九谷ヌーボー招き猫展 出展作家
なかむらじん 東 早苗 松本浩子
出展作家
井出幸子 糠川孝之 宮本直樹
主催
招き猫ミュージアム
企画
日本招招猫倶楽部
製作協力
米田陶香堂 西長峰堂